2025/05/12

当院では令和7年4月の診療報酬改正に伴い以下の対応をしておりますことをお知らせします。
1.明細書の発行について
当院では医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。明細書には使用した薬剤の名前や行われた検査の名称が記載されています。その点をご理解して頂き、ご家族の方や代理の方が会計を行う場合、明細書の発行を希望されない方は会計窓口にてその旨お申し出ください。
2.一般名処方について
当院では後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組み等を実施しております。後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方(※一般的な名称により処方箋を発行すること)を行う場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者様に必要な医薬品が提供しやすくなります。
※一般名処方とは薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方箋に記載することです。そうすることで供給不足の薬であっても有効成分が同じ複数の薬が選択でき、患者さんに必要な薬が提供しやすくなります。
3.医療情報取得について
当院はマイナ保険証の利用や問診票を通じて患者さんの診療情報（医療機関の受診歴・過去の病気・服用されている薬・特定健診の受診歴・アレルギーの有無・妊娠授乳の有無など）を取得・活用することにより、質の高い医療を提供するよう努めています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
4.医療DX推進体制整備について
当院では医療DX推進体制整備について以下のように対応ししております。
・オンライン請求を行っています。
・オンライン資格確認を行う体制を有しています。
・電子資格確認を利用して取得した診療情報を診察室等で閲覧又は活用できる体制を有しています。
・電子処方箋を発行する体制を導入しております。
・電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制については現在調整中です。
・マイナンバーカードの健康保険証利用について、お声かけ、ポスター掲示を行っています。
・医療DX推進の体制に関する事項及び、質の高い診療を実施する為の充分な情報を取得・活用して診療を行うことについて、院内の見やすい場所及びホームページ上に掲示しております。
5.在宅医療DX情報活用について
当院は医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診察を実施するための十分な情報を取得・活用して診療を行っています。医師が居宅同意取得型のオンライン資格確認等、システムにより取得した診療情報などを活用して、計画的な医学管理の下に訪問診療を実施しております。マイナ保険証の利用を促進するなど、医療DXを通じて医療を提供できるように取り組んでおります。電子処方箋の発行体制を導入し、また電子カルテ共有サービスなどの医療DXにかかる取り組みを導入する予定です。
※当院では医療機関・介護サービス事業者とICTツールでの連携体制をとっております。
患者さんの状況に応じて、診療情報等の医療情報を共有しております。

これらの取り組みにより、国が定めた診療報酬算定要件に基づき下記の通り算定させて頂きます。
ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
一般名処方加算　8-10点（処方ごとに）　
医療情報取得加算
　初診時：�@マイナ保険証利用なし3点(1ヶ月に1回)�Aマイナ保険証利用あり1点(1ヶ月に1回)
　再診時：�@マイナ保険証利用なし2点(3ヶ月に1回)�Aマイナ保険証利用あり1点　(3ヶ月に1回)
医療DX推進体制整備加算　初診時10-12点(1ヶ月に1回)
在宅医療DX情報活用加算　11点(1ヶ月に1回)